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東京近郊でのらりくらりと活動してる30~40代の社会人バンド「ひみつきち」の公式サイトです。

県境レポート

県境レポート vol.5

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皆さん、こんにちは。

日本県境協会(Japan Kenn Zakai Association : JKZA)の「みっちー」です。

ご無沙汰しておりましたが、いかがお過ごしでしたでしょうか?

私の近況を話し始めると、
ルークの親父ばりにフォースの暗黒面に落ちてしまうので、割愛させて頂きますが、
要約すると「まあ、何とかギリギリでやってます」の一言に尽きます。



さて、今回ご紹介する「聖地」は、お馴染みの「集落分断型県境」です。

しかし、ただの「集落分断型」ではありません。
かなり、特殊な形状をしておりまして、
それこれが「聖地」として認定されている所以でもあります。

: 東京都西多摩郡瑞穂町 vs 埼玉県入間市

一見すると何の変哲もない県境ではありますが、
拡大して見たときに、その特異性がお分かりになるかと思います。

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実際に写真で確認すると以下になります。

■東京都側からのアングル

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ポイント1 : 県境1

塀を隔てただけで、税金や地価など何から何まで違うというのは、
何とも感慨深いものがあります。

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ポイント2 : 県境2

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ポイント3 : 補修境界

このコーナーではすっかりお馴染みになった補修境界標識です。

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埼玉県側の側溝にどうにか合わせようとしている、
東京都の気遣いが垣間見える一枚かと。

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■埼玉県側からのアングル

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■県境上に沿ってのアングル

福島県に、両端を他県に挟まれた、
幅が1mしかない(しかもそれが8kmほど続く)県境があるのですが、
幅だけで考えれば、こちらの方が狭いのではないでしょうか?

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それにしても、なぜにこんなことになってしまったかと言うと、
元々、ここの集落は「埼玉県入間郡元狭山村」という一つの村だったのですが、
東京都との越境合併の話が持ち上がったときに、賛成派と反対派で村が分かれてしまい、
その結果として、現在のような県境が生まれたとのことです。

元狭山村(wikipedia)




いやあ、県境って本当に良いものですね!

県境レポート vol.4

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皆さん、こんにちは。

日本県境協会(Japan Kenn Zakai Association : JKZA)の「みっちー」です。

「ひみつきち」のメンバーの方々に支えられて早くも4回目です。

ちなみに、今回のレポートまでは、
以前に某SNSで紹介させて頂いたレポートを元に新たに改変したものとなっております。
要は「デジタルリマスターで復活!」みたいなアレです、アレ。



ところで「県境」には2つの都道府県だけでなく、
3つの都道府県が交じった「三県境」というものも存在します。

尾瀬の黒岩山」などは、
皆さんもご存知のメジャーなポイントではないかと思われます。

その他「三県境」は日本全国にいくつか存在しているのですが、
上記同様にどれも山か川の上です。

しかし、今回の「聖地」は、日本全国でもココだけという「集落分断型三県境」であり、
県境に魅せられた漢たちが必ず一度はこの地を訪れることから、
「県境界のバチカン」とも言われているポイントです。

: 埼玉県加須市 vs 栃木県栃木市 vs 群馬県板倉町



コチラが「聖地」の詳細です。

no title


■物件までの道中01

東武日光線柳生駅前です。

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■物件までの道中02

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■物件までの道中03

踏み切りは、車 1 台がギリギリ通れるくらいの幅なのですが、
地元の人は慣れたもので、結構な速さで通り過ぎます。
踏み切りが鳴っても果敢に攻めてました。

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■物件までの道中04

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■物件までの道中05

小さな公園があって4台分の駐車場まで付いています。
車で聖地巡礼をする人には最適です。

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■物件までの道中06

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■物件までの道中07

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そもそも、どうしてこんな県境が出来たのかと言うと、
今回も「川」に由来しています。

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元々は渡良瀬川に沿って県境を引いたのですが、
栃木県が渡良瀬遊水地を作ったことにより、地形が変化してしまったものの、
県境だけが名残で残ったという話があります。

また、かつて渡良瀬遊水地の場所には、
歴史の教科書でも有名な「足尾鉱毒事件」の舞台ともなった、
「谷中村」という村がありました。
かの田中正造もこの村に住んでいたそうです。



いよいよ聖地に到着です。

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白鳥は、どうやら群馬の水が好みのようです。

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県境に魅せられた有志がこの地に「勝手に」立てた看板ですが、
長年の雨風で痛んできているようです。

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なので、一応、再度根深く打ち付けておきました。

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ちなみに現況として、
この地域の栃木県側(栃木県栃木市藤岡町下宮)では、
随分以前から「埼玉県加須市への編入」という話が出ているのですが、
わずか10世帯ちょっとしか居ない中で、

: 生活圏の不便さを解消するために編入したい派
: 税金・その他業務上の都合により現状を維持したい派

で意見が割れていて、
編入には「地域住民の一致」を前提としている埼玉県も栃木県も、
動くに動けない状況らしいです。



いやあ、県境って本当に良いものですね!

県境レポート vol.3

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皆さん、こんにちは。

「みっちー」という名の、
日本県境協会(Japan Kenn Zakai Association : JKZA)の理事兼、
通りすがりのももクロ好き兼、
「ひみつきち」の二代目キーボード担当です。

県境とももクロが知りたければ、今、「ひみつきち」のブログが熱い!



さて、今回ご紹介する「聖地」は「天然型県境」です。

県境のスタイルとしては一般的なものです。
川、山、湖など人が住むことのできない土地を境にしたタイプです。

あえて紹介するまでもない物件なのですが、
こうした一般的なスタイルの県境をご紹介させて頂くことで、
そうでない物件の趣深さを味わって頂けるかなと考えております。

: 東京都青梅市 vs 埼玉県飯能市

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埼玉県飯能市側には県境に沿って市道が走っており、
その市道には、JR青梅駅から出ている都営バス(梅74系統)の停留所がありますが、
実は都営バスの中で、東京都以外の他県を走る路線はここだけです。

特出するべき話としてはそんなところでしょうか?



いやあ、県境って本当に良いものですね!

県境レポート vol.2

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皆さん、こんにちは。

「ひみつきち」のメンバーの方々の好意で、
皆さんに県境の魅力を伝えることができるプレミアムなひと時。
生きていて良かったと心から思えるゴールデンアワー。



日本県境協会(Japan Kenn Zakai Association : JKZA)の「みっちー」です。



さて、今回ご紹介する「聖地」は「境界未定型県境」です。

境界未定型県境というのは、簡単に説明しますと、
県境のラインに関して両県が対立している地域を指します。

言うなれば、昨今話題の「係争地」です。

国土地理院のデータによれば、全国で14案件(県単位)あるとされています。
そして、そのウチの1つが東京都と千葉県なのですが、

: 東京都江戸川区 vs 千葉県市川市
: 東京都江戸川区 vs 千葉県浦安市

と2箇所も点在します。

今回はその内の1つをご紹介したいと思います。

: 東京都江戸川区 vs 千葉県市川市



問題の地域の詳細を確認しておきましょう。

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この地域には、

: 東京都江戸川区東篠崎
: 千葉県市川市河原番外地

という 2 つの住所が割り当てられておりますが、
前述の通り、その具体的な境界線は未定です。

江戸川区側から現地を撮影したものが以下です。

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しかし、実際に現地へ行ってみると、
両県が対立しているワリに、遊歩道の存在によって境界線が存在している風でもあります。

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それが証拠に、この地域には、

A : 国土交通省江戸川河川事務所江戸川河口出張所
B : 野球場

の二施設が存在していて、
ちょうど遊歩道で分断されているのですが、

> Aの公式な住所は、東京都江戸川区東篠崎で、
> 千葉県市川市河原番外地として登録されていない
>
> Bの公式な住所は、千葉県市川市河原番外地で、、
> 千葉県市川市がその管理維持も行っている

という現状になっていて、「もうそれでいいじゃん」って話なのですが、
両者としてはそういうワケには行かないと。



そもそも原因は何かと言いますと「川」です。

かつての江戸川は非常に氾濫の多い川で、
東京都と千葉県が協力して、その対応策を講じてきた歴史があるのですが、
それによって地形が大きく変わってしまいました。

そこで、改めて県境の策定をするにあたって、

千葉県 : じゃあ、江戸川を県境ってことでいいッスよね?
東京都 : いやいや、何言っちゃってんの?www初めに決めた県境を守ろうよ

なんて感じで、
実に100年近くも平行線のままで現在に至ります。



凄い話としては、昔、野球場で火事があったらしいのですが、

: 東京都消防が出動するべきか?
: 千葉県消防が出動するべきか?

で、対応が著しく遅れてしまい、被害が広がったという黒歴史もあるらしく、
いつまでも放置しておくワケにも行かない係争地なワケでございます。



ちなみに、今回、後継者育成のために我が長女を連れて行ったのですが、
県境に一切興味を示さなかったことを、ここにお知らせ致します。

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いやあ、県境って本当に良いものですね!

県境レポート vol.1

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皆さん、はじめまして。

日本県境協会(Japan Kenn Zakai Association : JKZA)で、
理事を務めさせて頂いております「みっちー」と申します。

このレポートでは「たまに行くなら、こんな県境」をコンセプトに、
県境の素晴らしさを皆さんにお伝えできたらと考えております。

何卒よろしくお願いいたします。



さて、今回ご紹介する「聖地」は「集落分断型県境」です。

: 山形県鶴岡市 vs 新潟県村上市

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集落分断型というのは、読んで字の如く、住宅地内を県境が横切るものでして、
同じ集落のはずなのに、道を一つ挟むだけで、管轄行政が全く変わってしまうので、
恐らくは地価も、固定資産税も違ってくるのだろうと思われます。

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正式には、
山形県側の住所は「山形県鶴岡市鼠ヶ関」で、
新潟県側の住所は「新潟県村上市伊呉野」となり、
「JR鼠ヶ関駅」から徒歩で数分のところにあります。

ちなみに、
山形県側には鼠ヶ関小学校という学校があるのですが、
当然ながら山形県民しか通えません。

新潟県民はスクールバスで数キロ先の学校に通っている一方で、
NTT は集落全体を山形県として管理していて、ちょっとしたカオスです。
警察と消防も同様に山形県が管理しています。

どうやら、ちょっとした観光名所にもなっているようで、
記念スタンプのコーナーとかもあります。

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いやあ、県境って本当に良いものですね!