皆さん、こんにちは。

日本県境協会(Japan Kenn Zakai Association : JKZA)の「みっちー」です。

「ひみつきち」のメンバーの方々に支えられて早くも4回目です。

ちなみに、今回のレポートまでは、
以前に某SNSで紹介させて頂いたレポートを元に新たに改変したものとなっております。
要は「デジタルリマスターで復活!」みたいなアレです、アレ。



ところで「県境」には2つの都道府県だけでなく、
3つの都道府県が交じった「三県境」というものも存在します。

尾瀬の黒岩山」などは、
皆さんもご存知のメジャーなポイントではないかと思われます。

その他「三県境」は日本全国にいくつか存在しているのですが、
上記同様にどれも山か川の上です。

しかし、今回の「聖地」は、日本全国でもココだけという「集落分断型三県境」であり、
県境に魅せられた漢たちが必ず一度はこの地を訪れることから、
「県境界のバチカン」とも言われているポイントです。

: 埼玉県加須市 vs 栃木県栃木市 vs 群馬県板倉町



コチラが「聖地」の詳細です。

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■物件までの道中01

東武日光線柳生駅前です。

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■物件までの道中02

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■物件までの道中03

踏み切りは、車 1 台がギリギリ通れるくらいの幅なのですが、
地元の人は慣れたもので、結構な速さで通り過ぎます。
踏み切りが鳴っても果敢に攻めてました。

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■物件までの道中04

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■物件までの道中05

小さな公園があって4台分の駐車場まで付いています。
車で聖地巡礼をする人には最適です。

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■物件までの道中06

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■物件までの道中07

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そもそも、どうしてこんな県境が出来たのかと言うと、
今回も「川」に由来しています。

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元々は渡良瀬川に沿って県境を引いたのですが、
栃木県が渡良瀬遊水地を作ったことにより、地形が変化してしまったものの、
県境だけが名残で残ったという話があります。

また、かつて渡良瀬遊水地の場所には、
歴史の教科書でも有名な「足尾鉱毒事件」の舞台ともなった、
「谷中村」という村がありました。
かの田中正造もこの村に住んでいたそうです。



いよいよ聖地に到着です。

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白鳥は、どうやら群馬の水が好みのようです。

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県境に魅せられた有志がこの地に「勝手に」立てた看板ですが、
長年の雨風で痛んできているようです。

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なので、一応、再度根深く打ち付けておきました。

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ちなみに現況として、
この地域の栃木県側(栃木県栃木市藤岡町下宮)では、
随分以前から「埼玉県加須市への編入」という話が出ているのですが、
わずか10世帯ちょっとしか居ない中で、

: 生活圏の不便さを解消するために編入したい派
: 税金・その他業務上の都合により現状を維持したい派

で意見が割れていて、
編入には「地域住民の一致」を前提としている埼玉県も栃木県も、
動くに動けない状況らしいです。



いやあ、県境って本当に良いものですね!